恋よ、来い。 ~傷心デレラの忘れもの~
「まあ・・・!・・・ねぇ湖都ちゃん。それって何かの間違いじゃないの?それより、壮介さんがしかけた酷いいたずらなんじゃない?ほら、あの人ならそういうことやりかねないじゃない」
「だといいけど・・・。でも、さっきの声は、壮介さんの声じゃなかったよ」
「そう・・・」
「とにかく、今、警察から連絡があったの。それで、本物の、ていうか、私が知ってる壮介さん本人かどうか、確かめに来てほしいって。・・・運転免許証は、ちゃんと持ってて、それには“卯佐美壮介”って書かれてるし、“壮介さん”が持ってたスマホに、長野の家と、私のスマホの番号が登録されてるって・・・警察の人から聞いた外見も、壮介さんらしかったけど・・・・こんなことになるなんて信じられない」
「だといいけど・・・。でも、さっきの声は、壮介さんの声じゃなかったよ」
「そう・・・」
「とにかく、今、警察から連絡があったの。それで、本物の、ていうか、私が知ってる壮介さん本人かどうか、確かめに来てほしいって。・・・運転免許証は、ちゃんと持ってて、それには“卯佐美壮介”って書かれてるし、“壮介さん”が持ってたスマホに、長野の家と、私のスマホの番号が登録されてるって・・・警察の人から聞いた外見も、壮介さんらしかったけど・・・・こんなことになるなんて信じられない」