恋よ、来い。 ~傷心デレラの忘れもの~
「コーヒー飲む?カフェイン入ってないの」
「うん」
コーヒーミルクではなく、牛乳を入れたカフェイン抜きの「湖都コーヒー」を持ってきてくれた母に、「ありがと」と言った。
母は、私と自分の分のコーヒーを白木のテーブルに置くと、私の斜め向かいのソファに座ってホゥと息をついた。
「この瞬間、“今日も一日生きたー”って思うのよねぇ」としみじみ言う母に、私は笑顔で「そうね」と答える。
顔を上向けていた母が、私を見た。
「うん」
コーヒーミルクではなく、牛乳を入れたカフェイン抜きの「湖都コーヒー」を持ってきてくれた母に、「ありがと」と言った。
母は、私と自分の分のコーヒーを白木のテーブルに置くと、私の斜め向かいのソファに座ってホゥと息をついた。
「この瞬間、“今日も一日生きたー”って思うのよねぇ」としみじみ言う母に、私は笑顔で「そうね」と答える。
顔を上向けていた母が、私を見た。