恋よ、来い。 ~傷心デレラの忘れもの~
・・・主人を亡くしたばかりなのに、私は今、男の人に電話をかけている。
しかもここは、警察署のすぐそばだっていうのに。なんて不謹慎な女なんだろう、私って。
でも、と心の中で「私」が囁く。
私にとって岸川さんは、そういう・・“不謹慎な対象”じゃない。
それどころか、とても、とても大切な人で、つい・・・頼ってしまった、ていうか・・・気づいたら電話してた。
あぁ。私、頭がどうかしてしまったんだ。
・・・無理もないよね。
いくら無関心になってしまったといっても、壮介さんとは結婚してたんだから。
やっぱり・・・悲しみは湧いてくる。
しかもここは、警察署のすぐそばだっていうのに。なんて不謹慎な女なんだろう、私って。
でも、と心の中で「私」が囁く。
私にとって岸川さんは、そういう・・“不謹慎な対象”じゃない。
それどころか、とても、とても大切な人で、つい・・・頼ってしまった、ていうか・・・気づいたら電話してた。
あぁ。私、頭がどうかしてしまったんだ。
・・・無理もないよね。
いくら無関心になってしまったといっても、壮介さんとは結婚してたんだから。
やっぱり・・・悲しみは湧いてくる。