恋よ、来い。 ~傷心デレラの忘れもの~
「それから、ヨウナから今回のこと、どんな風に聞いてるかは知らないけど、私は湖都ちゃんのお守役じゃないってことだけは言っとくね」
「あ・・はぃ」
「まぁそう緊張しないで。私は自分の責任で、この場を楽しんでちょうだいって言いたかっただけだから。それとー、この後どうするかは自由だからね。いつ帰るか、二次会になだれこむか、湖都ちゃんの好きにしていいんだよ。でも二次会以降はその場でお金払うことになるから。その点はちゃんと覚えといてね」

結局私は「はい」とだけしか返事をしないうちに、私たちは日菜さんの誘導で、合コンの席に着いた。

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