恋よ、来い。 ~傷心デレラの忘れもの~
「成程・・この大学へ行こうと決めてないなら、行こうと思えばいつでも行けるだろ。大学の交換留学制度を使う手もある」
「そうですね」
「それより、湖都ちゃんはさっきから食べてばっかだぞ」
「それはっ・・ごめんなさい」
「謝らなくていいって。ただ、食べるのもいいが、たまには水分も補給しないと」
「私なら飲んでますよ?」
「さっきギョーザ食っただろ」
「えっ!見てたの?」
「そりゃここに座ってりゃ見えるよ。ほら、これ飲んで。それからこれ食べなさい」
「・・・しいたけ?」
「嫌いか?実は俺も嫌いなんだ」
秘密を打ち明けるように、コッソリ教えてくれた岸川さんには悪いけど、私は思わず笑ってしまった。
飲んでいたウーロン茶を、危うく吹き出しそうになったくらいに。
「そうですね」
「それより、湖都ちゃんはさっきから食べてばっかだぞ」
「それはっ・・ごめんなさい」
「謝らなくていいって。ただ、食べるのもいいが、たまには水分も補給しないと」
「私なら飲んでますよ?」
「さっきギョーザ食っただろ」
「えっ!見てたの?」
「そりゃここに座ってりゃ見えるよ。ほら、これ飲んで。それからこれ食べなさい」
「・・・しいたけ?」
「嫌いか?実は俺も嫌いなんだ」
秘密を打ち明けるように、コッソリ教えてくれた岸川さんには悪いけど、私は思わず笑ってしまった。
飲んでいたウーロン茶を、危うく吹き出しそうになったくらいに。