初恋はチョコの味
知ってか知らずか
先生は一対一になってから
私に教える時の距離が
どう考えても近すぎる…。
時々、ひざがぶつかったり
時には肩同士がくっつきそうになる。
「つまり、これは…」
【トンッ】
ひざが先生と触れ合った。
「あ、ごめんごめん。」
「いえ。大丈夫です。」
先生と
ひざや肩が触れ合うたびに
私の心臓が
いっそう、
ドキドキしていた…。
どうか先生に
このドキドキが
聞こえませんように。