君に溺れてた
今の時代はネットが使えるのが普通だからとあるサイトを通じて、小学校から仲の良かった千夏ちゃんと連絡は取り合ってた。




でも私が不登校になってから3ヶ月後。

同じ部活に入ってた千夏ちゃんが嫌がらせを受け始めてた。
先輩から無視されるのは当たり前。
私と同じクラスだった事から千夏ちゃんも陰で悪口を言われてた。
それに気付いたのが彼だった。


八神 臣 (やがみ おみ)

特に目立つわけでもなく普通の子だったと思う。
小学校違うからわからないけど中学に上がった時、同じクラスで席が近かったから少し話した事ある感じ。
一応サイトで私と繋がってたの。


そのサイトで私宛にメッセージがきた。

「千夏、多分いじめられてる。お前が来なくなってから徐々に避けられてたりしてたけど最近は目に見えてわかるぐらい一人の時が多い。学校来ないの。」


メッセージを見て私はすぐに千夏ちゃんにメッセージを送った。

「久しぶり。学校終わってからでいいんだ。千夏ちゃんに会いたい。連絡下さい。」


その後すぐに返事がきた。

待ってたよ、私も柚に会いたい!
終わったら家に行くね!!

って。


そこで聞いたの。
臣から来てたメッセージの事。
そしたら色々話してくれた。

先輩から避けられてた事。
はぶかれてた事。
先生に言ったけど見て見ぬ振りをされてた事。

他にもたくさん。
私以上だった。




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