隣に住んでいた男の子と女の子の話〜私の昔話〜
それでも、私の世界はその狭い私道の中で閉じていたので
他の友達と遊びたいとか、ひとりで部屋で遊ぶとか
全く、思いつきませんでした。
私の家はとくに貧乏だと思った事もなかったのですが
どういうわけか折り紙も積み木もおもちゃも絵本もありませんでした。
私が欲しがらなかったからかもしれません。
私はよくさゆりちゃんを誘いに行きましたが、
さゆりちゃんが私を誘いにくることはあまりありませんでした。
さゆりちゃんにはお姉ちゃんがいて、
家の中で遊ぶ素敵なおもちゃを沢山持っていました。
ですが、私がさゆりちゃんの家に入れてもらったことは
数える程しかありません。
活発だった私は、もしかしたら家を汚したりしたのかもしれません。
ゆうきくんも、さゆりちゃんの家に入ったことがありませんでした。
ある日1時半頃に誘いに行くと、2時になってから来て
と言われ、家の前で絵を描きながら2時を待ち、
家の柱時計が2時を知らせたので
もう一度誘いに行くと、
「ピッタリに来なくてもいいのに。」
とあからさまに迷惑そうな顔をされました。
遊びたくないなら、最初にそう言ってくれれば良いのに。。と思いました。
他の友達と遊びたいとか、ひとりで部屋で遊ぶとか
全く、思いつきませんでした。
私の家はとくに貧乏だと思った事もなかったのですが
どういうわけか折り紙も積み木もおもちゃも絵本もありませんでした。
私が欲しがらなかったからかもしれません。
私はよくさゆりちゃんを誘いに行きましたが、
さゆりちゃんが私を誘いにくることはあまりありませんでした。
さゆりちゃんにはお姉ちゃんがいて、
家の中で遊ぶ素敵なおもちゃを沢山持っていました。
ですが、私がさゆりちゃんの家に入れてもらったことは
数える程しかありません。
活発だった私は、もしかしたら家を汚したりしたのかもしれません。
ゆうきくんも、さゆりちゃんの家に入ったことがありませんでした。
ある日1時半頃に誘いに行くと、2時になってから来て
と言われ、家の前で絵を描きながら2時を待ち、
家の柱時計が2時を知らせたので
もう一度誘いに行くと、
「ピッタリに来なくてもいいのに。」
とあからさまに迷惑そうな顔をされました。
遊びたくないなら、最初にそう言ってくれれば良いのに。。と思いました。