光とともに
ひまわりさんのことが気になってしまい、空腹のことをすっかり忘れてしまいそうになった。


何歳だろ。


30歳くらいかな。


ひとりでこのお店をしているのかな。


こんな田舎で、こんな時代遅れの喫茶店って、なんか変なの。


いろいろと妄想して楽しんでいたら、


いいにおいがしてきた。


振り替えると、


オムライス!!


ふわふわのたまご!!


わーーい


「おまたせしました。どうぞ。」


空腹だったことをいっぺんに思い出し、


そのふわふわトロトロのオムライスをほおばった。


おいしーー♪

しあわせ♪


オムライスの横に、


ピンクの小花柄のとっても綺麗なカップ&ソーサーがあらわれた。

中には、コーヒー。


「どうぞ。サービスです。」


ひまわりさんは、笑顔でそう言った。
< 6 / 11 >

この作品をシェア

pagetop