輝く星をキミにあげる
「もしかしてさ、青木のこと好きなの?」
「えっ」
まさかその名前が出ると思わなくて
さらに顔が赤くなるのがわかる。
否定したくても、なぜか言葉が出ない。
「…え、まじで。冗談のつもりだったんだけど」
まじだったんか、、なんて
目を丸くする優雅。
「…ご、ごめん。先帰る」
恥ずかしさに耐えられなくなり
私を呼ぶ優雅を無視して走る。
…人に好きなことがバレるのって
こんなに恥ずかしいものなの!?
…これじゃ、恋バナどころじゃないよ
そんなことを考えながら走っていると
目の前には、昴と女の子の後ろ姿が見えた。
私はその瞬間隠れてしまう。
…なんで一緒にいるの?
女の子は多分、朝昴に話しかけてた子。