輝く星をキミにあげる


「ねえ、付き合ってよ」



私は女の子のその言葉に息が止まる。




…やばい




告白…聞いちゃった。




逃げたいのに、昴の答えが聞きたいって思ってる私は




本当に性格が悪いと思う。




「…ごめん」




…え?




その子のことが好きだったんじゃないの?




疑問とともにホッとする自分がいる。





「な、なんで??私達お似合いだと思わない?」




…思います。




ものすごく思ってしまいます。




すると、昴は




「まあ、今俺たちのこの会話を聞いてる奴の面倒見なきゃいけないからかな」




そう言った。








それって…私バレてるじゃん!!!




クスクスと笑う昴の声に苛立ちを覚えながら




わざわざ遠回りして家に帰った。




…そもそも面倒見るって何?




実際面倒見てあげてるの私だし




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