輝く星をキミにあげる
「…」
私はぼーっとしながら歩く。
渚…。。
きっと渚は私と瞬君の間に何もないっていうのは
わかってる。
多分、喧嘩した後だったから…頭が混乱したんだと思う。
「…か!!歩花!!」
大きな声とともに腕を引かれる。
すると私の目の前を、携帯をいじりながら運転する自転車が通った。
「お前何やってんの?死ぬぞ?」
「….す、昴」
私は昴の顔を見て安心したのか
涙が出そうになる。
「…なんかあったのか」
私達は歩きながらそんなことを話す。
「…」
「…あったんだな」
「…うん」
こんなテンションだから
誰だってわかるよね。。
私はさっきあったことを昴に話した。
「…お前が考え込む必要ねえよ」
「…でも私が…瞬君のこと無視してれば何もなかった」
「いや…無視すんのもどうかと思うけど…」
なんて苦笑いされる。