五十夜美咲事件帳 No.000【男スポ作品】
○長内さんの場合
「昨夜23時頃はどちらに?」
「その時間は友人と呑みに」
「ほう。それは証明できますか?」
「馴染みの店なので、マスターに確認していただければ……」
「ん~、その方が共犯者であるという可能性も否定できませんからねぇ」
「レシートとかは? 帰りはタクシーでしたからそこでも証言はいただけると思いますので……」
「なるほど。わかりました。確認してみましょう」
○越野さんの場合
「昨夜は……」
「その時間でしたらちょうどレンタルビデオ屋へいってました」
「ふむふむ」
「確か小一時間はいましたね。私わりとじっくり選ぶ性格なので。伝票に借りた時間が記載されていますから確認してもらってもいいですよ?」
「ビデオ屋でしたら防犯カメラもありますからね。わかりました」
○日比谷さんの場合
「23時頃はどちらに──」
「ひっく、ひっく……」
「あの、どちらに……」
「うあぁぁぁん! 一夫さんが死んじゃうなんて!!」
「あの?」
「刑事さん!」
「は、はい!?」
「絶対に犯人捕まえてくださいね!」
「え、えぇそのつもりですのであなたのアリバイをですね……」
「そのくらいの時間にコンビニいってました! 雑誌の立ち読みしてたからけっこう長い間いましたよ? これって防犯カメラとかでアリバイ証明できるんですよね?」
「そ、そうですね。はい。調べてみましょう」
「昨夜23時頃はどちらに?」
「その時間は友人と呑みに」
「ほう。それは証明できますか?」
「馴染みの店なので、マスターに確認していただければ……」
「ん~、その方が共犯者であるという可能性も否定できませんからねぇ」
「レシートとかは? 帰りはタクシーでしたからそこでも証言はいただけると思いますので……」
「なるほど。わかりました。確認してみましょう」
○越野さんの場合
「昨夜は……」
「その時間でしたらちょうどレンタルビデオ屋へいってました」
「ふむふむ」
「確か小一時間はいましたね。私わりとじっくり選ぶ性格なので。伝票に借りた時間が記載されていますから確認してもらってもいいですよ?」
「ビデオ屋でしたら防犯カメラもありますからね。わかりました」
○日比谷さんの場合
「23時頃はどちらに──」
「ひっく、ひっく……」
「あの、どちらに……」
「うあぁぁぁん! 一夫さんが死んじゃうなんて!!」
「あの?」
「刑事さん!」
「は、はい!?」
「絶対に犯人捕まえてくださいね!」
「え、えぇそのつもりですのであなたのアリバイをですね……」
「そのくらいの時間にコンビニいってました! 雑誌の立ち読みしてたからけっこう長い間いましたよ? これって防犯カメラとかでアリバイ証明できるんですよね?」
「そ、そうですね。はい。調べてみましょう」