【完】今日も明日も、俺はキミを好きになる。
思いもよらない明希ちゃんの言葉に、私は思わず言葉も忘れ、目を瞠る。


それは、そのつまり、寂しいと思ってくれているのだと受け止めてもいいのだろうか。

あまりに都合が良すぎる解釈だろうか。でも──。


「万が一友達ができたとしても、明希ちゃんには毎日会いたいし、ヒロって呼ぶのは明希ちゃんだけがいい。
明希ちゃんは一番大事な、友達、だから」


自分で言っておきながら、少しだけ気恥ずかしくなる。


友達、か。なんて素敵な響きだろう。

明希ちゃんがくれた繋がりだ。


改めて実感して、じんわりしていると。

「ありがと、ヒロ」

そう言って、明希ちゃんが目を細めて端正な顔に笑みを浮かべた。

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