【完】今日も明日も、俺はキミを好きになる。
「わかった。それじゃあ、近くの公園で待ってる」
「公園って、どこだっけ」
「あそこ」
私は、数メートル先にある公園を指差した。
ここら辺は目立つようなものがなにもないから、合流する目印としては分かりやすいだろう。
「ほんとごめん。すぐ戻ってくるから」
「なにかあったら電話する」
そう言って、スマホを耳に当てる仕草をして見せると、明希ちゃんの表情に少しだけ安堵の色が浮かぶ。