【完】今日も明日も、俺はキミを好きになる。
あとがき
こんにちは、そしてはじめまして。
SELENです。
『目が覚めたら、昨日より愛しいキスをして』を読んでくださり、本当にありがとうございました。
( ここから先はネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください……! )
この作品は、記憶というテーマに対し、過去の作品とはまた違う角度からアプローチしたいと思い、書き始めました。
また、キャラが共通してはいませんが、自分の中では365日〜の関連作になっております。
楽しんでいただけたでしょうか。
結局最後まで、そしてこれからも、明希は記憶を取り戻しません。
でもそれで未紘はなにを諦めたりもしません。
この先も記憶に食い違いが出てくるかもしれないけれど、未紘はそれを乗り越える強さを、明希のおかげで持ちました。
過去を大事にしつつ今の明希を大切にする、そんな新しいふたりの関係を表現したくて、あえて明希の〝ヒロ〟呼びは戻しませんでした。
物語最初の未紘は、大を失ったことにより人になにも期待せず、まわりとの関係や自分の感情をシャットアウトして、傷つくことを恐れていました。
そのため、あまり心情の描写は入れず、気持ちの動きが見えづらくなるようにしました。
しかし、明希と過ごすうち、いろんな感情を取り戻し、自分からアプローチすることができるようになっていきます。
未紘の成長も、大きなテーマのひとつでありました。
少しでも表現できていたらいいなと思います。
思ったよりも長くなってしまい、更新ペースも遅くなってしまったにも関わらず、ここまでお付き合いくださった読者さまには感謝の気持ちでいっぱいです。
更新中からコメントをくださる方もいらっしゃり、何度も何度も励まされました。
定期的に読み返しております(^^)( ♡ )
本当にありがとうございました。
そして、3年後の番外編を書きました。
甘くする!との意気込みで書いた結果、本編ラストのテンションとだいぶ違う感じになってしまったので、新たに作品ページを作りました。
興味がある方がいらっしゃいましたら、あと数ページお付き合いいただけたら幸いです。
ここまでお読みくださり、本当にありがとうございました。
2019.01.19 SELEN