今から君に告白します



環奈オフェンスしっかり!」

『はいっ、』



額に流れる汗を拭い、手の平に当たるバスケットボールに全神経を集中させた。


そしてそのまま、ボールをゴールに放つ。


曲線を描きながら投げられたボールは音も無くリングの中にへと吸い込まれていった。


ダンッ!と床にバウンドしたボールを視界に入れながら
少しずつ死んでいく心を感じて笑顔を作った。


< 3 / 4 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop