~白の初恋~ 少し番外編追加しました。

隣の澪を見ると、龍の右腕に頭をちょこんと乗せて、
龍の胸あたりに手をおいて、龍の服を少し掴んで。
少し丸まってスースー寝ていた。

(・・・やべぇ。何コイツ。)

龍は澪を引き寄せて、

チュ

「・・・ん・・・。」

澪が身じろぎする。
龍はふっ。と意地悪な笑みを浮かべると。

チュ────。

「・・・ん、んんっ!苦しい!」
「はははははっ!」
「な、何!?」
「いい目覚めだったろ?」
「バッ、バッカじゃないの!?」
「ははっ。華がコーヒー入れてくれてるってよ。」
「あーもう朝かー。すっごい熟睡してたよ。」
「あぁ。ヨダレ出してるくらいだもんな。」
「うそ!?」
「うそ。」
「・・・怪我してなかったら即シメてるからね。」
「ははっ。」
「華の手伝いしてこよ。朝ごはん食べるよね?」
「おう。」
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