~白の初恋~ 少し番外編追加しました。
布団にはいり、龍が澪を抱き締める。
「・・・龍。」
「ん?」
「キスして?」
「ふっ。はいはい。」
チュッ
「違う。長いの。」
「ははっ。いつもそんなに言ってきたら分かるのに。」
龍は笑って、澪の後頭部を掴み、口付ける。
角度を変えながら口付け、澪の息が漏れた隙に舌を滑り込ませる。
「んんっ」
龍の舌が澪の舌を絡めとる。
長く深いキスをして、龍が唇を離す。
目を潤ませ、息を荒くしている澪をギュッと抱き締める。
「今日は寝ろ。お前の初めてを酔ってるときに奪いたくねぇ。
お前の事は大事にしたい。
・・・心配すんな。お前の初めては全部俺がもらってやるよ。」
「・・・うん。」
龍は優しく笑って、もう一度澪にキスをした。
「・・・スー。スー。」
(泣かせないように大事にしようと思ってたけど、それが不安にさせてたなんてな。結局、泣かせちまった。
・・・竜也の言う通りだな。言葉と行動で伝えないとダメだな。)
龍は澪を抱き締めて眠りについた。