~白の初恋~ 少し番外編追加しました。
フッ。
「世話のかかる奴。」
口元に少し笑みを浮かべた龍が呟いた。
澪が寝ているのを確認して、華に連絡しておく。
熱はあるが薬も、飲ませた。
今は寝ているが、目が覚めるまで付いていること。
ご飯も食べさせておくから、心配しないようにと。
「ふぅ・・・。」
(とりあえずお粥作っとくか・・・)
龍は綺麗に片付けられているキッチンに向かう。
買ってきた物を冷蔵庫に入れ、お粥を作る。
(俺がこんなことしてるなんてな・・・。)
お粥を作っている鍋を見つめながら龍は先程までのことを振り返る。
(見に来て良かったな・・・。
つーか、薬も飲めねーなんてな。笑っちまう。)