~白の初恋~ 少し番外編追加しました。
トイレから出てきた龍はすぐに澪を見つけ、近づく。
「~いないんですよ。しかも私、腕に自信あるんで天使なんて可愛い物じゃないんですよー。」
(ん?)
澪の声が聞こえた。
(天使・・・?)
その言葉を心の中で呟いた時、
笑顔で笑う澪が浮かんだ。
そして、まさか自分がこんなこと思う人が来るなんてな。
と苦笑いが零れる。
「澪」
「あ、ごめんなさい、お仕事中に。凄く可愛いのでまた今度ゆっくり来ます。」
「いえいえ、こちらがお話してしまったので。また来てくださいね。」
ニコリと微笑む店員さんと別れる。