~白の初恋~ 少し番外編追加しました。
「リクエストある?」
「オムライス。」
「龍、、可愛いね。顔に似合わない。ケチャップの?」
「似合わないは余計だ。黙れ。俺絶対ケチャップ。」
「・・・。ダメだ。龍がケチャップって言うだけで犯罪な気がする・・・。」
肩を震わせながら必死に笑いをこらえている澪。
「お前、まじ沈めるよ?」
「ごめんごめん!」
さり気なくカゴを持ってくれて、お昼も出して貰ったのに、作ってもらうから。とお会計もしてくれた龍。
(やっぱり、何だかんだ言って優しいよね)
澪の部屋に帰ってくる。
「すぐ作るからテレビでも見てて。」
そう言ってキッチンに立つ。
サラダ、オムライス、スープを作る。
テレビを見ながら、澪の様子を見ていた龍が、
「おい待て。ケチャップは俺がかけてやる。」
「?じゃあお願い。」
出来上がった澪のオムライスには(バカ)
龍のオムライスには(無敵)
と書かれていて、
「子供かよ!」
澪は突っ込まずにはいられなかった。