4月6日に君と僕の
プロローグ
君と歩く学校の帰り道。











僕は沈黙が苦手だった。
















沈黙だと相手にどう思われるか怖かったから。


















つまらないとか思われたくないなって、いつも何かと話題を出していた。

















沈黙さえ破ける話題があるのなら僕はいつも口にしていた。



















特に君といるときは、誰よりもその意思を貫こうとした自分がいた。





















それは誰よりも嫌われたくなかったからだ。



















どれだけ、他の人に嫌われても君がいてくれるのならそれでいいと僕は思っていたからだ。




















そう、あの日も—

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