マリッジコンプレックス
秋絵さんの相手はずるいけど、それでも嘘をついてでも秋絵さんを自分のものにしてる。


私はいつまでたっても友達止まり。


チクショー!ふざけんな!


アラサーを舐めんな!




「ねっ!秋絵さん!

今度お見合いパーティー行きません?」




「えっ?」




きょとんとした顔でまじまじと私を見る秋絵さんを捕まえて、私はニヤリと笑う。




「そんな男、捨てちゃいましょうよ?

実は私も不倫じゃないんですけど、2回振られた相手にずっと振り回されてて、そんな自分にも嫌気がさしてたんです!

だから一緒に新しい恋見つけません?

アラサーの底意地見せてやりましょうよ!ねっ?」

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