【完】真昼の太陽
*
夜、またいつものように繁華街へ行く。
定位置に腰をおろし、人の波をぼうっと眺める。
この人たちは一体どこへ帰るんだろう。
どれだけ汚い事をしても。
自分の帰る場所がある。
居場所がある。
私は、こんな下卑た人たち以下だ。
誰にも必要とされない。
存在価値を見いだせない。
ただの、クズ。
悲観的になりたいわけじゃない。
誰かにそんなことないよなんて。
偽善的な事を言われたいわけでもない。
悲劇のヒロインを気取りたいわけでもない。
これがまぎれもない事実だからだ。
普遍的なもの。
私がいらない子だというのは。
第3者から見ても分かる事実なのだ。
だから私はその事に目をそらさず受け入れる。
間違っていないという自覚があるから。
私は受け入れながら今日も死ねずに生きているんだ。
「ねえ君、ちょっと今時間ある?」
「俺らとイイことしない?」
今日も相変わらずバカなナンパ男に声をかけられる。
制服で来てるからだろうか。
女子高生というフレーズはそんなにいいものなんだろうか。
こんなブランド。
脱ぎ捨ててしまえるのなら捨ててしまいたい。
なにものでもない。
ただの無価値な私になってしまいたい。
夜、またいつものように繁華街へ行く。
定位置に腰をおろし、人の波をぼうっと眺める。
この人たちは一体どこへ帰るんだろう。
どれだけ汚い事をしても。
自分の帰る場所がある。
居場所がある。
私は、こんな下卑た人たち以下だ。
誰にも必要とされない。
存在価値を見いだせない。
ただの、クズ。
悲観的になりたいわけじゃない。
誰かにそんなことないよなんて。
偽善的な事を言われたいわけでもない。
悲劇のヒロインを気取りたいわけでもない。
これがまぎれもない事実だからだ。
普遍的なもの。
私がいらない子だというのは。
第3者から見ても分かる事実なのだ。
だから私はその事に目をそらさず受け入れる。
間違っていないという自覚があるから。
私は受け入れながら今日も死ねずに生きているんだ。
「ねえ君、ちょっと今時間ある?」
「俺らとイイことしない?」
今日も相変わらずバカなナンパ男に声をかけられる。
制服で来てるからだろうか。
女子高生というフレーズはそんなにいいものなんだろうか。
こんなブランド。
脱ぎ捨ててしまえるのなら捨ててしまいたい。
なにものでもない。
ただの無価値な私になってしまいたい。