それでも好きだから。
それでも好きだから。
高校卒業まで…あと1ヶ月か。
今日で登校日は終わり。
明日からは自宅学習期間に入る。
推薦で大学進学が決まった私——葉山 華恋(はやま かれん)は、明日からバイトの日々を送る予定。
「華恋。卒業式の日、先生に伝えるの?」
「え?」
「好きなんでしょ? 遠山先生のこと」
クラス担任である遠山先生は、私の初恋の人。
初めての感情でよくわからない部分もあったけど、恋だってわかってからは、意識しすぎて先生の顔をちゃんと見れなくなっていた。
「伝えたほうがいいのかなぁ」
「言わないで後悔するより、言ったほうがいいと思う!」
「そうなのかなぁ…」
親友の りりあは、優柔不断な私の背中をいつも優しく押してくれる。
「お前ら、まだいたの?」
「せ、先生!?」
今日で登校日は終わり。
明日からは自宅学習期間に入る。
推薦で大学進学が決まった私——葉山 華恋(はやま かれん)は、明日からバイトの日々を送る予定。
「華恋。卒業式の日、先生に伝えるの?」
「え?」
「好きなんでしょ? 遠山先生のこと」
クラス担任である遠山先生は、私の初恋の人。
初めての感情でよくわからない部分もあったけど、恋だってわかってからは、意識しすぎて先生の顔をちゃんと見れなくなっていた。
「伝えたほうがいいのかなぁ」
「言わないで後悔するより、言ったほうがいいと思う!」
「そうなのかなぁ…」
親友の りりあは、優柔不断な私の背中をいつも優しく押してくれる。
「お前ら、まだいたの?」
「せ、先生!?」
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