サクラサク~恋の蕾、花が咲く時。~


あれから
何回もデートした。


久也くんと
一緒にいると楽しい。


学校にて。



数週間後の
ある日の昼休み。

今日は



「ねぇ、ゆりな?」



「なに?七海。」



「久也くんとゆりなってさ…」



「うん?」



「付き合ってる割には
学校でいちゃつかないよね」



「ん~まぁ学校だもん。
ねっ?」



「そうそう。
学校でいちゃついたら
皆に見られるしな。」



「そうか?
俺らはべつに
気になんないな。
なっ?七海っ」


「うんっ。気になんないっ」



「優真たちは
いちゃつきすぎなんだよ」



「私もそう思う」



「二人してなんだよ~。
まぁ学校で
いちゃつかないなら
違うとこじゃ
ガンガンいちゃついてんだろ?」



「学校じゃ、
いちゃつかない
カップルなのに?」



「そ、そんなの
優真たちには
関係ないだろうが」



「そ、そうだよっ」



「「図星だなぁ~?」」



周りに見られるのは
私たち的には恥ずかしい。


二人っきりなら
べつだけど。

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