サクラサク~恋の蕾、花が咲く時。~


優真は
七海の意思の報告を
ゆりなから聞き帰宅した。





ガチャっ



「ただいま~」




「おかえりっ」



ギュッ




「おっ、七海。
何かいいことあったの?
ハグでお出迎えなんてさ。」




「あのね、今日は
ゆりなと久しぶりにお茶して、

あとね、私、妊娠し…」




「に、妊娠っ!?
え、えぇっ!?何ヶ月?!
てか、俺、パパ!?」



「ん、ちょっと、
誰が妊娠よ」




「えっ。ちがうの?
七海、今妊娠したって…」




「ちがうわよ。
妊娠した夢見ただけっ」




「な、なんだぁ…
俺、めちゃくちゃ
焦っちゃったじゃんっ」




「ごめんごめん」




「まぁけど
七海との子供なら
ほんとに
パパになっちゃっても
よかった気もするなぁ。」




「えっ?」




「ん、だからその…。
七海、俺と結婚してほしいっ!」



「…ん、いいよっ?」




「七海、こんな俺をよろしくねっ」



ちゅっ




「ん、こちらこそ。」

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