東京ナイトドリームガキと悪魔の契り編
キキィ~キキキ~

耳をつんざくようなブレーキ音。。

浩輝の険しい顔。

ライバルは海から一メートル辺りでチャリンコを停めた…

浩輝は勝ち誇った顔で俺をみながら言い放つ。

浩輝
「陸。ほら。早くチョークで線引けよ。」


「うるせーな。分かってるよ。。」

俺は浩輝が、またがったままのチャリンコの前輪の先端部に合わせチョークで線を引いた。

心の中で、負けることを思い描きながら、真っ直ぐに…
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