東京ナイトドリームガキと悪魔の契り編
浩輝
「ほら。陸。お前の番だよ。まあこれ以上はお前には無理だろうけどな。」

浩輝という男は、何時も何故か上から目線だ。

皮肉めいた発言をし何時も俺を挑発してほくそ笑んでいる。。


「まだ俺の番が残っているよ。勝負はコレからだ。」

俺は、内心負けることを前提に兄貴からのおさがりのオンボロなチャリンコのペダルをこぎだし坂道を一気に駆け上がった。。


坂道を登りつめ海の方に向き直り、真っ直ぐに海を睨んだ。。


心の中のチキン野郎が目を覚まそうと寝返りを打っている。。

さあ行くか…
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