東京ナイトドリームガキと悪魔の契り編
キラキラと眩い海面が割れ、ヒーローが水を裂き現れた。。


オヤジの必死な形相が見えた瞬間、俺は安心したのか完璧に意識が飛んだ。。


次の感覚が戻った時は俺は空を見つめていた…

眩い太陽の光りと、俺の顔を覗き込む複数の知った顔。。


ゆっくりと上半身を起こし座った状態になり地面を見ると、おびただしい血痕…


俺はそれを見た瞬間気が動転し嘔吐しながら泣き出した。。

お袋が、大丈夫。大丈夫。陸の血じゃないから。

おびただしい血痕は俺を助け出す時に、岩場から抱えあげた為、足やら腕やらをフジツボや牡蠣で傷つけた俺のヒーローの負傷の為だった…
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