天使は金の瞳で毒を盛る
なんだ……もう社長でしたか。そうですか。
え?あれ?じゃあ、ますますなんで戻ってきたの??
「いまいち信用ないね。あなたに会うためだけに戻ってきたんですよ。ほかになんだと思ってるんですか?」
そう言って私の頬をつねった。え?待って。え? ドキドキして顔が熱くなる。
え、でも。
混乱する私に彼がキスをする。えっと、えっと。
「榛瑠っていつから私を好きなの?」
「……相手が私だからって遠慮ないですね」
「だって、わかんないんだもん」
「勝手に考えなさい。最近かもよ?」
ますますわかんないじゃない。なんでこの人こんなにわかんないのよ。
榛瑠はちょっと面白くなさそうな顔をしている。そう言うけどさあ。
「だって、わざわざアメリカ支社経由で本社来てって、狙ってるって思うよ。全然、私との関係性知らない会社の人たちだってそう思ってるよ。だから、私だって……」
「狙ってはいるよ。その必要があったからね」
ますますわからないけど。なんか腹たってきた。なんか、ハラタツ。うん。
「わかんないことばっかり言って誤魔化さないでよ。会えて嬉しかったけど、おんなじくらい怒っていたんだからね!」
そういって、気づいた。あ、今もちょっとおこってるんだ、私。
そうよ、怒ってる。あんなふうに、勝手に行っちゃって。榛瑠のくせに。
私は仕返しに彼の頬をつねった。
え?あれ?じゃあ、ますますなんで戻ってきたの??
「いまいち信用ないね。あなたに会うためだけに戻ってきたんですよ。ほかになんだと思ってるんですか?」
そう言って私の頬をつねった。え?待って。え? ドキドキして顔が熱くなる。
え、でも。
混乱する私に彼がキスをする。えっと、えっと。
「榛瑠っていつから私を好きなの?」
「……相手が私だからって遠慮ないですね」
「だって、わかんないんだもん」
「勝手に考えなさい。最近かもよ?」
ますますわかんないじゃない。なんでこの人こんなにわかんないのよ。
榛瑠はちょっと面白くなさそうな顔をしている。そう言うけどさあ。
「だって、わざわざアメリカ支社経由で本社来てって、狙ってるって思うよ。全然、私との関係性知らない会社の人たちだってそう思ってるよ。だから、私だって……」
「狙ってはいるよ。その必要があったからね」
ますますわからないけど。なんか腹たってきた。なんか、ハラタツ。うん。
「わかんないことばっかり言って誤魔化さないでよ。会えて嬉しかったけど、おんなじくらい怒っていたんだからね!」
そういって、気づいた。あ、今もちょっとおこってるんだ、私。
そうよ、怒ってる。あんなふうに、勝手に行っちゃって。榛瑠のくせに。
私は仕返しに彼の頬をつねった。