実話『それでも、アタシは生きる』~消えた記憶~
アフター
いつものように
客の席につく
「やっぱりカワイイねー」
「セイラだけだよー」
「彼氏いっぱいいるでしょ?」
客の口説き文句だとわかってる
ありきたりのセリフ。
「嬉しいーーー!!!!
彼氏いたらこんな仕事してないよー」
「彼氏いないってみんな言うケド
ぜったいいるでしょ?」
適当にあしらう。
こんな会話聞きあきた。
めんどくさ・・・・・
そんな時
ーしゅんが店にまた来たー
「セイラはホント癒し系だな!
癒されるよーーーーーー」
アタシは今まで癒し系だなんて
言われたコトがない。
「セイラ彼氏いるの?」
「いないよ!」
「そうなんだー!」