実話『それでも、アタシは生きる』~消えた記憶~
「お願い、もうちょっと一緒にいて!」
しゅんがアタシに言う。
アタシは困った。
「だってもう行く場所ないよ?」
アタシは酔っ払いと眠気がピークで
今にも横になりたかった。
「オレの事務所が近くにあるから、
そこで休めよ!お願いもう少しだけ!」
もうなんでもいいや。
動けないし。
アタシはタクシーに一緒にのった。
いつもは私お客さんのとこなんか
いかないのにどうしてだろうね?