実話『それでも、アタシは生きる』~消えた記憶~
事務所についた。
ヤミ金の事務所にしては
立派なマンションだ。
家族が住みそうな部屋
そんな感じ。
「そこ座って!」
アタシは近くにあった
ソファーに座る。
アタシはヤミ金融の
事務所なんて
生まれて初めてきた。
TVやドラマで見る
イメージとは
まったく違った。
もの珍しいアタシは
周りを見渡す・・・
ースゴイ汚いー
部屋はキレイなのに、
これじゃ部屋が
可哀想そうだ。
デスクには書類が
あふれかえり、
床には服ー
大量の漫画ー
散乱している。
ゲームまである。
この人達は、
暇人なのか?
あまりにも
なんでもありすぎた部屋に
アタシはちょっと
がっかりした。