実話『それでも、アタシは生きる』~消えた記憶~
そんなこと言うお客さん
なんて今までいっぱいいた。
遊びの一環でしょ?
本気なわけない。
いつもそう思ってた。
しゅんに彼女がいたのも
知っていた。
別れたとは聞いたケド、
ホントかどうかも
わからない。
アタシは2年間
独りで生きて、
男に頼らないで
疲れたら帰る実家もなくて
突っ走ってた。
支えが欲しい・・・・・。
アタシは疲れていたんだね。
ホントは誰かに
支えて欲しかった。
ホントの愛じゃないかも
しれないケド
金や物でみたしてくれるなら
見せかけの愛でもいい。