実話『それでも、アタシは生きる』~消えた記憶~
アタシ達の
生活がスタートした。
引っ越したばかりのうちは
ないものばかりだったから、
一緒に家具屋や、
インテリア雑貨の店にいったりして
「あれ可愛いね」
「おしゃれだね」
なんて言いながら、
男の人とそんな店行ったこと
なんてナイからなんか新鮮だった。
まるで新婚の夫婦みたいで
ないものは、
しゅんがすべて揃えてくれた。
アタシが欲しいモノは
ーすべてしゅんが買って
与えてくれたー
アタシは満足していた。
やっぱりモノや金でも
愛は生まれるんじゃないかと
アタシは思った。