実話『それでも、アタシは生きる』~消えた記憶~

はっ・・・・





アタシ、



この人と話しちゃいけない






「全部ウソだったくせに・・・


もう、


アタシの前から消えて・・・。」





アタシは怒りと悲しみを



押し殺した声ででた、





精一杯の言葉がそれだった。



一瞬よぎった記憶と

無意識にでた言葉。






「おれ、お前がいないと


生きてけない!!!!


おれ、ぜってーーー


忘れないから!!!!!


おれ・・・」





彼は必死に何かを

話し続つずけようとしたが




アタシは聞き終える前に






・・・・プツ。






電話を切った。





これがしゅんと交わした



最後の電話だった。











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