実話『それでも、アタシは生きる』~消えた記憶~
だから
「休みは1日しかないから無理」
とアタシは言った。
水商売は休みが自由だ。
好きな時に
好きに休める。
それを分かっているしゅんは
理解しては
くれなかった。
アタシは遊びで
やってるんじゃナイ
アタシには何もナイから
テキトーに遊ぶ金が
欲しくてやってるんじゃない。
親がいて、
何かあったら帰れる。
そんな場所はないんだ。
生きるために
アタシはお金が必要なんだ。
だからアタシは困った。