実話『それでも、アタシは生きる』~消えた記憶~
毎日、心は悲鳴をあげてる。
感情押し殺して
お酒を飲む。
アタシは水商売向きじゃない。
自分に嘘をつくなんて
ホントは嫌なんだ。
男好きでもないし、
もともとはそーゆー人間なんだ。
しゅんには
本当のアタシなんて
見えてないんだね。
しゅんから見たアタシは
そんな風に映っているなんて
なんかショックだった。
「ちがうよ。」
しゅんに話しても
ケンカになるだけで
わかってはもらえなかった。
嫌な気持ちもわかるよ。
アタシは普通の女の子じゃ
なくなっていたのカナ?
普通の人から見たら
水商売を正当化してる
ようにしか見えないよね?