実話『それでも、アタシは生きる』~消えた記憶~
アタシもちゃんと
向き合おう。
こんなに思ってくれてた
なんて・・・。
しゅんが急に愛おしくみえた。
アタシはその日の
帰り道、ご機嫌だった。
『お前、どうしたんだよ?』
「え?なんでもなーい♪」
アタシはにこにこしながら
しゅんの顔を見た。
『なんだよ、気持ちわりーな!』
「えーーー!ひどーい!
何それーー!?」
アタシはぷくっと
頬を膨らませて
しゅんのカバンを
ぽかぽか叩く。
『うわ、やめろよー!
俺が悪かったから!』
ー今日もアタシ達は
2人の家に帰るー
アタシは
しゅんの腕の中で
眠りについた。
幸せな夢を見ていた