実話『それでも、アタシは生きる』~消えた記憶~
1 朝
「りり、学校でしょ!
早く起きなさい!」
あれ?
ココは・・・・・
あぁ・・・・
とてもなつかしい場所。
母の声で目が覚める。
アタシ高校生か・・・・
髪は金髪、肌は小麦色。
この頃のアタシ、
すごい濃いメイクしてたな。
あぁ・・・・
懐かしい。
18歳の頃だ・・・
「早く学校行きなさい!!!!」
「うるさいなあーーーー!!!」
アタシすごい
生意気だったナ・・・・
笑っちゃう。
世の中なんか全然わかってなくて
でも大人だと思ってて
背伸びして。
純粋で・・・。
怖いものなんて
何もないと思ってた・・・。