実話『それでも、アタシは生きる』~消えた記憶~
アタシは思春期になった。



今度はその暴力が

アタシに向けられるようになる。


アタシ、何もしてないのに。





ーーーー憎しみが増すーーーーー






誰か助けて!!!!!




アタシを助けてくれる人は



誰もいなかった。




母は自分が殴られるのが怖くて、

ただ、ただ、見ていただけだった


弟も同じ。


気の弱い弟は怖くて


父が帰ってくると
隠れるようになった。



アタシはそんな母が

許せなくなっていた。




アタシは家が怖かった。




アタシを助けるものは


誰ひとりいない。




だから、アタシは人は頼らない。





ーー自分を守れるのはーー
ーー自分だけだカラーー




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