実話『それでも、アタシは生きる』~消えた記憶~
ーユウキの手紙ー
俺意識が低すぎた。
そのせいでリリに肉体的にも精神的にも
ツライ思いさせちゃったよね。
オレがリリを一番支えてあげなきゃいけないのに
そんなことも出来なくて
本当、最低だよな。
産むことも考えたケド
今産んだら子供をちゃんと
育てることできないと思ったし、
いろんな意味で無理だとおもった。
一生このことが頭から離れることはないと思う。
俺らがちゃんとしてすべての環境が整った時
いつになるかわからないケド、
その時は笑顔で赤ちゃん、迎えてあげよう。
ホントりりには辛い思いさせちゃったね。
辛くてどうしたらいいか
わからなくなった時は
オレに遠慮なくあたってよ。
オレにはそれくらいしか出来ないけど。。。
今日、記念日で、
こんな日になっちゃったけど
今でも変わらず大好きだし、
これからもずっと一緒にいたい。
ーユウキー
これが、ユウキからの
最後の手紙だった。