実話『それでも、アタシは生きる』~消えた記憶~
「りり・・・・・・
ホントにごめん。
オレのせいでこんな・・・・・。
でもおれ、お前がいなきゃ
ダメなんだ・・・・。」
泣きながら話す
電話ごしの男。
アタシは無意識に
「しゅん・・・・?」
楽しい記憶しかない。
記憶がないのは
残酷なことだ。
アタシは大事な事を
忘れていたんだ。
「アタシ毎日一人でさみしいの。
早く迎えにきて・・・・。」
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