実話『それでも、アタシは生きる』~消えた記憶~
何でも手に入る。
金さえあれば幸せになれる。
こんなイイ思い出来るし。
サイコーだね
アタシは、
そんな気になっていた。
「金ない男とか無理。」
「アタシにそんな安物くれて
バカにしてんの?」
アタシそんなに
安くナイんだケド。
プレゼントの値段がアタシの価値
高価なモノくれる人ほど
自分を想ってくれる人。
大切なものを失っていく
自分に気がつかずに
アタシは
偽りの愛を
歪んだ愛を。
本物だと信じた。
アタシは金で
男を見るようになった。