好きだから・・・
あの日からこれといった進展も無く一週間が過ぎようとしていた。



オレたちは、あの日から一緒に帰るようになった。



帰り道は、将来の夢、クラスの話、好きなもの・・・色々な話をする。        
        


水野の夢は、ピアニスト。



オレには夢なんて無いからしっかりした夢を持ってる水野をすごいと思った。



だから、オレは水野の夢を精一杯応援したい。



この前オレは水野に聞いたんだ、「オレのどこがよくて付き合ったの?」ってそしたら水野は、「優しくて、いじめとか絶対しないところ」って言ったんだ。



見てたのは、オレだけだと思ってた。



でも、水野もオレのこと見てたんだ。



そんなことが嬉しくて、



オレは、水野の耳元で「好きだ」って呟いた。



オレの可愛い彼女。



いつまでもそばにいて欲しかった・・・







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