好きだから・・・
オレは食器を洗っていた。



洗い始めた頃は話し声が聞こえたが



終わる頃になると聞こえなくなっていた。



そっとリビングの方を覗くとカワイイ二人の寝顔。



「香恋のヤツ

オレと居るときより楽しそうじゃないか?」



ブツブツと呟きながら二人にタオルケットをかける。



洗濯物もたたみ終わり、辺りを見るともう夕方になっていた。



あの二人はまだ寝たまま。



どんだけ疲れたんだよ。



香恋の頬をツンツンする。



起きない・・・



少し調子に乗ってきた。



鼻をつまんでみる。



パチっと大きい目が開いた。



不機嫌そうな香恋。



「お、おはよう(汗)」



「えっ!?

今、何時ですか?」



「四時ぐらい?」



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