好きだから・・・

決心。  ~優也~

オレはその日いつものようにバイトをしていた。




もちろん、香恋のために。




黒い車が入ってきた。




「レギュラーですか?」



開いた窓から聞く。




「あぁ。」



無愛想な返事の主は香恋のピアノの先生。




宮本だった・・・




「君、何時に終わるんだ?」




なんでそんな質問するんだよ!!



「一応八時ですけど?」




「じゃああの喫茶店で待っておくから・・・」




それだけ言い残して行った。




オレになんの用があるんだよ・・・
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