好きだから・・・
「後の文水野サン読んで。」






先生に言われ立ち上がった香恋。






ガタン!!






香恋が倒れた・・・






オレは香恋の傍に駆け寄って香恋をおんぶする。





「先生。


水野を保健室に連れて行きます。」





別れたはずなのに・・・




どうしても香恋を他のヤツに取られたくなかった。





「行かないで・・・」





背中から小さい声で聞こえる。





最初は起きてるのかと思ったが





寝言みたいだ。





保健室には先生がいなかった。





オレは香恋を一人置いて行けず





香恋をベッドに寝かせ





隣の椅子に座った。


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